バンコクの中心で、ボヤき倒す。

タイに住んでいて感じることをぼやきます。

オッサンはバンコクであの頃の日本の夢を見るか?

タニヤ界隈なんかに来るとつくづく思うのだが、こういうエリアに来る日本人は本当にオッサンが多い。

夜遊びツアーに来たような旅行者風の人々はもちろん、今日も接待に励む駐在員諸氏まで、むせ返るほどのオッサン臭。

そしてよく考えてみると、タニヤに限らずバンコクの日本人が集まるエリア(居酒屋、ゴルフ場など)はオッサンだらけである。

まあこういったエリアは日本でもオッサンの多いエリアではある。日本では居酒屋や夜の街によくいる若造・学生もバンコクにはいないし。

日本では高齢化が進み、バンコク駐在員も2回目3回目などのベテランが増えているのもあるだろう。

しかしその上で日本とは違うと感じるのは、どこでみてもオッサン達の表情が実に活き活きしているのである。

何故かと考えてみたときに、ふと思いついた。ゴルフし放題、(店にもよるが)タバコをスパスパ吸え、おねーちゃん達はニコニコ接客、ちょっとお尻をつついても笑って許してくれる。

まさに一昔前の日本である。やれコンプライアンスだ、やれハラスメントだとうるさく、ちょっと調子に乗れば女性や若者達から嫌な顔をされ、嘲笑される、そんな現代日本からは失われた、オッサン達の居心地いい世界がここにはあるのだ。

オッサンくらいの年代だと、会社での地位もそこそこあり、若い世代ほどクソ忙しいわけでもないだろうし、単身赴任が多いので口うるさい女房もいなければ、お父さんクサい!とか言ってくる生意気な息子娘もいない、まさに夢の世界なのかも知れない。

しかしオッサン諸氏よ、夢はいつかは覚めるもの。日本に本帰国してからも同じように振舞って、周囲から嫌な顔をされないよう、気をつけていただきたい。

バンコクフリーペーパー批評

バンコク生活に欠かせないフリーペーパーの数々。

ここでは私の独断と偏見で批評&ぼやいてみたいと思う。

 

・DACO

おそらく一番有名なフリーペーパー。

イベント情報などを中心にさすがの情報量を誇るが、特集記事は当たりハズレが激しく、

特に最近は編集部の内輪ノリでやっているだけではないのか?と言った感じのものも散見される。

最新号(488号)など内輪ノリの極みでそびえ立つクソのような内容。

数年前までよりもページ数、内容ともに劣化している感がある。

 

arche+

女性向けのフリーペーパー。

旅行記事やグルメ記事はなかなか参考になり、DACOなどでは取り上げられない

ディープなスポットが紹介されることもあり侮れない。

ただ写真に出ている人が同じ人ばかりだったり(料理コーナーに出ていた人が次のページでヘアモデルやってるなど)人材不足感は否めない。

巻末漫画「駐妻3名様」はしょうもないが中々面白い。

 

バンコクマダム

その名の通り奥様向けのフリーペーパー。

スパやエステ、ヘアサロンなどの美容情報やランチ情報が充実している。

内容的に仕方ないが、情報はスクンビット界隈に偏りがち(これは他の日系フリーペーパーにも当てはまる。)

こちらもたまに珍しいスポットなどが紹介されることがある。

 

・バンめし

その名の通り飲食店情報が中心のフリーペーパー。

毎月様々な特集に沿って店を紹介しているほか、カテゴリーごとに数多くの店が載っており店探しに有用。

駐在員にはありがたいフリーペーパーといえよう。

 

・フリコピ

内容的にバンコクマダムに近く、美容情報やランチ情報に強いフリーペーパー。

男性にはあまり見るべきものはないが、奥様的にはこれとバンコクマダムがあれば

かなりの情報になりそう。

 

・WISE

カラーの新聞のようなフリーペーパー。

大抵一面には日本の芸能人の写真が載っており、インタビュー記事もある。

日本やタイのニュース、イベント情報も載っており情報収集にも使える。紙面後半は飲食店の広告となっており、プロモーション情報もあるので見逃せない。

オカマ?がタイの女性を捕まえてファッションをボロクソに貶すという意味のわからないクソコラムがある。

 

・タイ自由ランド

こちらも新聞のような形式のフリーペーパー。

不動産関係の記事が多く、また飲食店の記事も多いが、全体的にその店の提灯記事

三大イベント会場のイベントリストは中々有用。

求人情報などもあり、現地採用組の人もターゲット層なのかもしれない。

 

バンコクライフ

同じく新聞形式のフリーペーパー。

内容はどちらかといえば時事ニュース的なものが多い。

なぜかどの記事も加齢臭漂う保守的、右翼的な内容であり、記事執筆者および読者層の年齢が伺える。

以上の点から沈没組を含めた高齢層がターゲットか。いずれにせよちょっと加齢臭が強すぎる。

 

 

以上、思いつくままに書いてみた。

DACOをこき下ろしているように見えるが、私は元々このフリーペーパーのファンだったので

最近の劣化ぶりは寂しい限りなのである。

編集部の奮起を期待したい。

タイ人、日本人

この記事を日本語で書いている私は当然日本人なわけで、故あって異国であるタイに住まわせて頂いている身である。

幸いにもタイは概ね親日的であり、特にバンコクは日本人向けの店もたくさんあって、我々日本人にとっては非常に住みやすい街である。

考えてみたらこれって相当幸せな話で、日本に置き換えてみたらわかると思うが、一部の中華街などの例外を除けば、外国人に対してここまでの規模で住環境を

整えてくれているところがどれだけあるのだろうかといったところである。

 

しかし、バンコクの日本人社会を見ていて思うのは、そのありがたい環境、また異国の地に住まわせて頂いている身であることを知ってか知らずか、

タイ社会、タイ人に対してなんとも上から目線というか、バカにしたような物言いをする人の多いこと多いこと。

やれタイ人のここがダメだの、タイのこういうところがイヤだの、リアルでもネットでも言いたい放題である。

ちょっとタニヤやスクンビット界隈の日本人向け居酒屋に行ってみれば、この手のクダを巻いている日本人のオッサンなど掃いて捨てるほどいる。

日本で外国人が日本の社会や日本人をバカにするような物言いをしていたらどう思うか、少しは考えればいいのに。

タイはタイ人の国であり、異邦人である我々はそこに「住まわせて頂いている」という感謝の気持ちを持ちながら暮らしていきたいものである。

…などと高尚なことを言いつつ、私は今日もサバイサバイなタイ人の皆様に心の中で愚痴を言いながら、笑顔でコミュニケーションを取るのであった。

バンコクの中心で、ボヤき倒す。

バンコクに住んではや数年。

異国の地での暮らしに慣れて来るに従い、今まで気づかなかった色々なことに目を向ける余裕が出てきた。

ここではそんな日々のよしなしごとを適当にボヤいて行きたいと思う。

モットーはサバイサバイ、かつニッサイマイディーで。